11月30日、乳がんで闘病中だったナカちゃんが亡くなりました。
18歳でした。

2017年2月に乳がんと診断されたナカちゃんですが、腎臓も悪かったため手術は出来ませんでした。
小さかった乳がんがだんだん大きくなり、自壊して出血したため術後服を着る生活が続きました。
窮屈そうでしたが、患部にガーゼをあてる必要があったので我慢してもらいました。ごめんよ。ナカちゃん辛かったね。

亡くなる3日前、病院で検査をしたときには癌は脇のリンパにまで転移し、肺にも転移が見つかりました。
いつもは病院で大人しいナカちゃんですが、この日はすごく暴れて待合室まで聞こえるほどの大声を出していました。レントゲン室で強い力で抑えられたのか歯が抜けてしまったほどです。
今思えば、この時にはもう体に限界が来ていて最後の力を振り絞って抵抗したのではないかな。

亡くなる前日まで普通にご飯も食べていたのですが、翌朝容態が急変。意識が混濁したまま部屋中を歩き回り、壁まで歩いて突き当たって動けなくなり方向転換をしてまた壁に突き当たる・・・それは夜までえんえんと続きました。目も見えていなかったのかもしれません。
とうとう動けなくなり、夜10時半ごろ、私と夫、そして偶然遊びに来ていた姉に見守られながら息を引き取りました。静かな最期でしたね。

翌12月1日、先に亡くなった家族と同じ動物霊園で葬儀のあと火葬され、家族が眠る同じお墓に納骨されました。
いつもは一人で行くこの悲しい記憶しかない動物霊園ですが、今回は夫と姉も一緒で心強かったです。
夫がふと「ナカちゃんは親孝行な子やね。」とつぶやいたのが印象に残っています。

 

猫達の里親となり、保護施設から我が家にナカちゃんが初めてやってきたときの動画です(2007年12月7日撮影)
左からナカちゃん、どじ子ちゃん、サラ君です。
人見知りのナカちゃんは最後までキャリーから出てきませんでした( ̄∀ ̄*)

姉のことが大好きだったナカちゃん。姉が来るといつも姉のそばにくっ付いていましたよ。
初めて会った時には、全身真っ黒の洋服を着ていた姉に驚いたのかエアコンの上まで逃げて降りられなくなっていたものですが(=`ω´=)

必殺ナカちゃんの肩たたき!
髪をペロペロしたい時、「ちょっと~もっと頭をこっちに!」と肩をポンと叩くんですよね。可愛い子でした。

姉の膝に乗って幸せそうなナカちゃんです。可愛がってもらって良かったね。ナカちゃん!

ナカちゃんが亡くなり、猫部屋には3匹だけとなってしまいました。なんだか寂しそうな猫達です。
偶然でしょうか?「テン」という名前がついた猫が3匹なんですよね。
テンイチ、テンニ、テンテンの3匹です。
「テン~」と呼ぶと全員が振り返るんですよ。あら便利( ̄ー ̄)
これから猫に名前をつける方は、「テン」という文字を入れると長生きするかもしれませんよ~。

最後となりましたが、猫を保護してくださった保護施設のスタッフの皆様、ナカちゃんを可愛がってくださった皆様に心よりお礼を申し上げます。
ありがとうございました。